【テーマ】水分補給の大切さ

担当:工事部 岡田
実施日:2025年8月25日(月) ※8月度協議会

こんにちは。
今回の安全協議会では、未だに絶えない暑さが続いており、つい作業に集中してしまうと水分を補給することを忘れてしまいます。
水分補給を怠ってしまうと夏の暑い日に必ず耳にする熱中症になってしまいます。
熱中症になってからでは遅いので、いかに水分補給が大切なのかをお話していきたいと思います。

【1】水分補給とは何か?

水分補給とは、
体内の水分量が不足している状態(脱水)を解消するために、意識的に水分を摂取することです。

人間は体の約60%が水分で構成されており、生命維持に不可欠な役割を担っています。
そのため、適切な水分補給は健康維持に重要です。
人間の体は約60%が水分で構成されると言われていますがその割合は年齢によって異なります。
 

新生児は80%、乳児は70%、幼児は65%、成人男性は60%、成人女性は55%、高齢者は50~55%となっています。

【2】1日の水分摂取量・排泄量について

水は、ずっと体内にとどまっているわけではありません。

穏やかな環境で普通に生活をしている場合でも、
体内の水は1日のうちに、尿や便で1.6L、呼吸や汗で0.9L、合計2.5L排泄されます。
※体重60㎏の成人男性の場合

つまり、体内の水分量を一定に保つためには、排泄される分だけ摂取する必要があるのです。

通常、
食事で摂取できるのは1L,体内でタンパク質や炭水化物の代謝によって作られるのは0.3L。
残り1.2Lは、飲み水で補給しなければなりません。

先日、作業に集中してしまい、ついうっかり水分補給を忘れていました。
急にのどの渇きに気づき、一気にゴクゴクと水分補給をしたところ、【水中毒】になってしまいました。

皆さん、この【水中毒】とは何なのか、ご存じでしょうか?

【3】水中毒について

水中毒とは
体内の水分量が過剰になり、ナトリウムなどの電解質の濃度が低下することで起こる症状のこと。

特に短時間に大量の水を摂取すると、
血液中のナトリウム濃度が急激に低下し、低ナトリウム血症を引き起こしやすくなります。

電解質(カルシウム、リン、カリウム、クロール、ナトリウム、マグネシウム)の6つがバランスよく摂れないと水中毒になってしまいます。

■水中毒の主な症状

 めまい、頭痛、多尿・頻尿、下痢

■更に悪化すると
 吐き気、嘔吐、錯乱、意識障害、性格変化、呼吸困難などの症状が現れ、死に至る場合もあります。

■水中毒の予防策
水中毒の予防は、サプリメントの摂取と、緑黄色野菜を摂ることが大事です。
特に『生野菜』をしっかり食べること!

皆さんは毎日『生野菜』を食べていますか?
僕はというと、実は日常的にあまり食べません…。

水中毒にならないよう、『生野菜』をしっかり食べるなどしてお互い対策していきましょう!

【4】効果的な水分補給のポイント

効果的な水分補給のタイミング
 •起床時・就寝前
  睡眠中に失われた水分の補給。
 •入浴前後
  入浴で水分が失われるため、入浴前後で意識的に水分を摂取する。
 •食事中・食前・食後
  食事を摂る習慣に合わせてこまめに水分を取る。

効果的な水分補給のポイント
 •水分を常に手元に置く
  マイボトルやペットボトルを持ち歩くことで、いつでも気軽に水分を摂ることができる。
 •一度にたくさん飲まない
  一度に吸収できる水分量は限られている。
  大量に飲むと、体の負担になるだけではなく、多くは尿として排出されてしまう。

まとめ

水分補給が不十分だと熱中症になってしまい、最悪の場合は死に至ります。
また、水を一気に飲んでしまうと、水中毒になる可能性も高くはありません。

忙しい中でも、こまめな水分補給を忘れずに、職場全体で声掛けをしていきましょう!
最後まで気を抜かずに、残りの暑い夏を乗り越えていきましょう。

明日からもご安全に!



工事部:岡田