【テーマ】危険予知トレーニング(KYT)実践編

担当:工事部 岡田
実施日:2026年08月25日(火) ※08月度協議会

8月度の安全協議会では、「危険予知トレーニング(KYT)」をテーマに取り上げました。
今回の危険予知トレーニング(KYT)では、普段僕たちが仕事をしている建設現場ではなく、少し視点を変えて、飲食店の厨房を描いたイラストを使って危険を探しました。

1. 危険予知トレーニングとは?

職場や道路などのイラストや動画を見ながら、そこに潜んでいる危険や事故につながる要因を事前に予測し、危険を回避する力を養う訓練です。

「ここは危ないかもしれない」
「このままだと、こんな事故が起こるかもしれない」

と、事故が起こる前に危険を予測することが目的です。

今回は、あえて建設現場とは違う飲食店を題材にすることで、普段とは違う視点から自分たちの仕事の危険について考えることを目的としました。

2. 今だからこそ、安全について考える

今回、危険予知トレーニング(KYT)を実施しようと思ったきっかけの一つが、今の時期です。
入社して半年になる社員や、2年目を迎える社員など、仕事に少しずつ慣れてきたメンバーもいます。
仕事に慣れることはもちろん大切ですが、慣れてきた時こそ注意が必要です。

「これくらいなら大丈夫」
「いつもやっているから大丈夫」

という気持ちが、確認不足や油断につながることがあります。
また、暑さが続く中での作業では、疲労などによって集中力が低下する可能性もあります。
そんな時だからこそ、改めて「安全について考える時間」を作ることが大切だと思いました。

3. 自分自身も事故を経験して

普段から安全には気をつけていたつもりでも、事故は起こりました。

この経験から、
「安全に気をつけているから大丈夫」ではなく、「事故はいつ起こるかわからない」

ということを強く感じました。
だからこそ、今回の安全協議会では、参加してくれた皆さんに「危険を見つける力」を身につけてもらいたいと思いました。そして、自分と同じような事故を経験してほしくないという思いもあります。

4. 飲食店の厨房から危険を探そう

▼お題はこちら
飲食店の厨房のイラストから危険な場所をできるだけ多く探してください。

制限時間は3分。目標は最低10個の危険を見つけること。

考えてもらったポイントは3つです。

・危険だと思った場所
・何が起こりそうか
・どうすれば防げるか

参加者それぞれに、イラストをじっくり見てもらいました。
普段の建設現場とは違う環境ということもあり、最初は少し難しく感じたかもしれません。
しかし、実際に考えてみると、さまざまな危険が見つかりました。

5. 飲食店の危険と建設現場の危険

今回、特に面白かったのが、
「飲食店の危険を、自分たちの仕事に置き換えるとどうなるか?」
という部分です。

例えば、
飲食店の厨房で通路に物やコードが置かれていると、つまずいて転倒する危険があります。

これを建設現場に置き換えてみると、
▶▶▶工具・資材・ホースなどが通路に置かれている状態

と考えることができます。
仕事内容は全く違いますが、事故につながる原因には共通する部分があります。

そのため、
 ・整理整頓する
 ・通路を確保する
 ・使用した工具や材料を決められた場所に戻す

といった基本的な行動が、どちらの仕事でも重要になります。

6. 仕事が違っても危険は共通している

今回の危険予知トレーニング(KYT)を通して感じたのは、
仕事の内容が違っても、事故につながる危険には共通点がある
ということです。

例えば、
 ・足元の確認不足
 ・周囲の確認不足
 ・整理整頓不足
 ・運搬時の危険
 ・声かけ不足

などです。

これらは飲食店でも、建設現場でも起こる可能性があります。
だからこそ、普段から自分たちの仕事だけを見るのではなく、違う業種の仕事や環境を見ることも、安全について考える良いきっかけになると感じました。

7. KYTは「危険を覚える」だけではない

KYTで大切なのは、危険箇所を覚えることだけではありません。

大切なのは、
 ・「自分だったらどうするか」
 ・「自分たちの現場だったらどうなるか」

と考えることです。
普段の現場では当たり前になっていることでも、
違う環境を見ることで、新しい危険に気づくことがあります。

今回の飲食店のKYTも、

「飲食店の話だから自分たちには関係ない」ではなく、
「この危険は、自分たちの現場では何に置き換えられるだろう?」

と考えることで、自分たちの仕事に活かすことができます。

8.最後に

事故は、いつ起こるかわかりません。

特に仕事に慣れてきた時ほど、
「これくらい大丈夫だろう」という気持ちに注意する必要があります。

「事故が起きてから気をつける」のではなく、事故が起きる前に危険に気づく

そのために、普段から危険を予測する習慣をつけていくことが大切だと思います。

今回の安全協議会で見つけた危険を、自分たちの現場にも置き換えて考え、明日からの安全行動につなげていきたいと思います。

「慣れてきた時こそ、初心を忘れずに。」

これからも一人ひとりが安全への意識を持ち、事故・災害ゼロを目指していきましょう。
明日からもご安全に!



工事部:岡田