【テーマ】運転時の視線について

担当:工事部 加藤祥輝
実施日:2023年02月24日

この時期は、高校卒業・大学進学・就職などが重なり、自動車教習所が最も混雑する時期です。
仮免ドライバーも普段よりも多く、まためでたく運転免許を取得された初心者ドライバーが徐々に増えてきます。初心者ドライバーの「運転時の視線」を知ることで”もらい事故”を防いでいきたいと思い、今回のテーマとしました。

1.初心者と優良ドライバーとの違い

初心者の場合、視線が前方に集中しています。

優良ドライバーの場合、前方のみでなくいろんなところに目を向け、危険を積極的に探しています

普段皆さまは、どのあたりを見て運転されていますでしょうか?

2.注視点と周辺視野


運転中のドライバーは、走行に必要な情報の約90%を「👀見る」ことから得ています。
人間の目ではっきり見える部分を「注視点」、ぼやけて見える部分を「周辺視野」と言います。

参考画像は少し極端ではありますが、はっきり見える「注視点」の範囲はものすごく少ないですので、
危険を察知するには、いかに”視野を広げられるか”が重要になってくると思います。

3.視野を広げるためには

視野を広げるために必要なことは、運転中は前車だけとか、どこか1点を集中してみるのではなく
 ●目をよく動かして、危険を早く見つける
 ●5台6台先の状況はどうか
 ●駐車車両の影に人はいないか
 ●横断歩道に渡りそうな人はいないか
 ●後ろ、横の車の状況はどうか
 ●周りの状況はどうか
などなど、「注視点」をよく動かし、自分から積極的に危険を探すことが大事です。

4.まとめ

この2点だけでも覚えていてほしいと思います。
 ●運転中は目をよく動かし、危険を早く見つけること
 ●前だけでなく周囲にも目を配る

2月になって仮免ドライバーをよく見かけるようになってきた気がします。
適切な車間距離を取って、相手に不快な思いをさせない、無駄なもらい事故を起こさないように安全運転に努めていきましょう。

では皆様、ご安全に!


工事部 加藤祥輝