【テーマ】睡眠と安全

担当:工事部 鈴木貴博
実施日:2023年01月25日

普段から睡眠の質が低いまま日常生活を送っている方が多いと思い、このテーマを選びました。
睡眠不足がもたらす経済損失は15兆円と言われており、睡眠は生産性や安全作業に密接に関わってきます。
睡眠の大切さを知っていただき、自身の睡眠の質の向上に少しでもお役立ちできればと思います。

1.睡眠不足と事故

弊社に以前勤めていた従業員も、睡眠不足からくる運転中の居眠りが原因で事故を起こした経験があります。

睡眠不足は
・集中力、注意力が散漫になる。
・眠気に気を取られ、やる気がなくなる。
・作業能力が低下する。
・居眠りなど、突如意識が飛ぶ。(気絶する)


先日の救急車の事故も、運転手の過労による居眠りが原因とされていますが、気絶という見解もあります。どれだけ責任感のある方でも、睡眠不足には太刀打ちできないのです。

睡眠不足の危険性、なんとなく理解できましたか??

2.睡眠と作業効率

睡眠不足は作業の効率を低下させます。
5時間睡眠を続けると、3日目に作業効率が大きく下がり、その後も低下し続けるという調査結果もあります。

またそうなると、週末に寝溜めをしても取り返せないそうです。
休日は、仕事の日の起床時間より2時間以上多く眠るという方は要注意です。

生産性を下げないために必要な睡眠時間は
・20代で8時間弱
・30-40代で7時間
・50代で6時間
・60代で6時間弱
を推奨されています。

いかがでしょうか?

ちなみにアメリカNASAの研究によると、
26分の仮眠によって作業効率が34%、注意力は54%アップしたそうです。

お昼の仮眠は午後からの作業の効率アップに効果的です。
戦略的な仮眠をしてみてはいかがでしょうか?

3.睡眠の質向上

睡眠の質を高めるには環境が大切です。
部屋を暗く、静かにして、気温20度、湿度50%を保つのが良いとされています。

また就寝前のスマホ、食事、寝酒は質の良い睡眠を阻害します。

就寝2時間以上前には食事やお風呂を済ませ、リラックスした状態でベッドに入りましょう。

4.まとめ

日本人は睡眠時間を削って働くことを美徳としていました。
しかし、実際には生産性は落ち、体には負担をかけ、いいことなしです。

「睡眠を制するものは、人生を制する。」

1日24時間ーやること=睡眠時間
から
1日24時間ー睡眠時間=やること

と睡眠中心の生活に変えてみてはいかがでしょうか?
良い仕事をするために、良い睡眠をとって健康的な毎日を過ごしましょう!

では皆様、ご安全に!


工事部 鈴木貴博