【テーマ】安全運転の心得

担当:工事部 中崎富夫
実施日:2024年02月26日(月)

安全運転管理者を担当していることもあり、今回も安全運転に関しての掘り下げになっています。
安全運転に関しての心得という題材で以下の項目を実施しました。
 

 

1.まず初めに

人身事故や死亡事故は、「対岸の火事」ではありません
出勤や約束の時間に遅れそう、疲れて眠い、急に飛び出してきた…。
そんなときに、事故を起こしてしまうのかもしれません。
クルマに乗るということは、こうしたリスクと常に対面しているということなのです。
決して「対岸の火事」ではありません。

余談ですが、
確率を利用して、いかに交通事故が身近にあるかを比較してみました。
・宝くじで一等の当たる確率は、0.000005%(2000万分の1)
・航空機事故で死亡する確率は、0.0009%
 → 438年間毎日搭乗して1度の確率と言われています。

対して交通事故はと言いますと、
2020年の日本国内で発生した交通事故数が年間で309,178件で、
1年間に交通事故に遭う確率は、約0.2%(500分の1)
1年間に交通事故を起こす確率は、約0.4%(250分の1)
約500人に1人被害者となり、
約250人に1人加害者となっています。
 

2.2023年愛知県交通事故死者数

2023年の愛知県交通事故死者数は、145人。【全国ワースト2位】
令和に入ってからは5年連続で全国ワースト1位を回避している。

2024年2月25日現在の交通事故死者数は、21人。【全国ワースト3位】

車両の一時不停止、自転車の信号無視による事故が約3倍になっています。
 

3.コリジョンコース現象とは?

Q.見通しのいい交差点に潜む危険「コリジョンコース現象」とは?
A.ドライバーが相手のクルマが近づいていたことに気づかない、あるいは止まって見える現象です。

“コリジョン” とは、「衝突」を意味しています。
野球界においても、本塁での衝突を防止する為に「コリジョンルール」が作られ、
メジャーリーグでは2014年から採用されているそうです。

今回の協議会では動画視聴をしながら、どんなところに危険が潜んでいるのか認識を深めてもらいました。
※詳しくは「コリジョンコース現象」というキーワードで検索してみてください。

 

4.一時不停止、自転車事故から想定する

こちらに関しても動画視聴をしながら、去年の交通事故死の大きな原因となった事象を学び、
安全意識を深めてもらいました。

 

5.まとめ

一時停止は車を運転するときの基本ルールです。
現場のルールを守るのと同じように必ず守るべきものです。

誰も見ていないときでも当たり前に守っていきましょう。
形だけの一時停止にならないように。
多段階一時停止を推奨します。
想定を増やしていくことで高い意識で運転しましょう。

毎回、安全運転に関しての話になっていますが、

安全運転に妥協はありません。
いつ何時、事故の当事者になるか私でもわかりません。
ハンドルを握る以上は車が凶器になることを自覚を持って運転してもらうしかありません。
毎日安全に運転してもらい、元気な姿で、会社に、家に帰ることが皆さんの責任です。

安全運転に関して、これからも発信し続けていくことが、
人として、安全運転管理者としての使命だと感じています。

ご安全にお願いします!

 

 

工事部 中崎富夫