こんにちは!
最近、2年ぶりにパーマをかけてウキウキな営業部市原です。

今回のブログでは、あと施工アンカーの「天井インサートの総打ちと拾い打ちの違い」についてお話ししていきたいと思います。

天井インサートとは?
天井に配管や空調ダクトなどの設備を取り付ける際に使われるアンカーのことを「天井インサート」と呼びます。

弊社では主に、サンコーテクノ社製の「GT-3030」を使用しています。
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「総打ち」と「拾い打ち」の違いについて

☆総打ち(そううち)☆
施工箇所全体に@(ピッチ)900で打込む方法です。

☆拾い打ち(ひろいうち)☆
必要な箇所のみ、例えば使えなくなったインサートの場所のみに打込む方法です。

ただこれだけのことなのですが、工事部のみなさんがそれぞれどのように捉えているのかを知りたいと思い、直撃インタビューをしてみました!


Q.天井インサートの総打と拾い打ちの違いをどう考えていますか??



■ 総打ち
何もなく、全体的にインサートを@900で打設すること

■ 拾い打ち
全体的ではない部分的、@900で足りない所



■ 総打ち
際から150mm @900程度を目安に軽天が組めるように建物or部屋全体にアンカーを打設する

■ 拾い打ち
軽天を組む上で必要な部分の足りないところにアンカーを打設する



■ 総打ち
軽天屋さんが天井を組めるように先打ちするもの

■ 拾い打ち
既設のインサートで足らない所を追加で打設したり、空調設備の縁が切れてしまう所や点検口への補強



■ 総打ち
@900で指定された範囲を打つこと

■ 拾い打ち
既に天井が組んであり、追加でアンカーを打って欲しい所に
軽天屋さんがボルトを吊っておいてくれている場合が多いため、その位置にアンカーを打つ



■ 総打ち
『新たに天井を組む』際に、キワから@150、アンカー間@900で施工すること
改修・新築工事に関係なく、上を見たときにインサートが1本もない状態で、軽量屋さんが天井下地を組めるように新たにアンカーを打つこと

■ 拾い打ち
設備機器や空調設備などによってインサートが潰れて使えなくなった場合、@900を保つために打つこと

※ちなみに
余談ですが「総打ち」「拾い打ち」以外に「先行打ち」というパターンもありまして、
軽量屋さんが下地を組む前にある程度「後打ち」が出そうなところを先に打っておくことを僕は「先行打ち」と呼んでいます。
※ただ、他の人はこれも「拾い打ち」と呼ぶことが多いです。


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皆さんそれぞれ表現は違いますが、
「総打ち=一面打ち」「拾い打ち=必要箇所への補足打ち」といったように、基本的な認識は共通していると感じました。

こうした用語や作業の意味を知ることで、現場での動き方や職人さんとのやりとりもスムーズになると感じます。
私自身もまだまだ勉強中ですが、現場の声をしっかり聞いて、理解を深めていきたいです!

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このブログでは、私が建設業界で学んできたことや、これから学びたいこと、
弊社についての様々なことを発信しています。
また、建設業界に興味のある方や建設業で新人として働いている方にとって参考になれば幸いです。

以上、営業部 市原 でした。

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